徒然防備録(エロゲ、アニメ評価感想その他諸々)

更新は超不定期です。書きたくなった時にふと書いてます。参考になれば幸いです、なんて言ってる人は信用してはいけません。参考になれば幸いです。

頂点にして原点(と言われていそうな)【車輪の国、向日葵の少女】 感想を徒然なるままに


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こんばんは、あるいはおはようございますなのかな?(現在3時)

今回も、とあるエロゲに関するお話になります。

エロゲ知らないとか興味無いって方には是非読んでいただきたい記事がありますので、よろしければそちらも。

エロゲーについて徒然なるままに(エロゲーって何?て人に死ぬほど読んでほしい) - アニメ評価と徒然eroゲ

 

さて、今回はタイトルにもある通り、「車輪の国、向日葵の少女」という作品をプレイしたのでその感想についてです。

まあ需要は特にないと思いますが自分の気持ちの整理も兼ねて書かせていただきます。

ちなみに本作品、一つ前に感想(と一応の評価)記事を書いた「G線上の魔王」と同ブランドの作品になってます。こちらの方が2005年?とかで3年ぐらい古いです。

なんか新しい作品やってから古い方をやるっていうのは色々と悪い部分が目立ってしまいますね。まあ細かい話は評価記事の方に書くかもしれません。

 

まずは何からでしょう、、、

ちなみにこの作品なんですが、エロゲプレイヤー歴が多少あれば誰でも知っているような超絶有名作品です。界隈での評価も相当高く、「車輪だけはやっとけ」と言われるほどです。私がこの作品をプレイした理由としては、やはり最近プレイした「G線上の魔王」の影響がでかいです。というのも私はあの作品をまあかなり評価していて、そのライターと同じ方で、同じブランドの作品ということで、それはまあ絶大な期待をしながらプレイしようとなったわけです。もちろん、この作品の知名度と評価の高さがあった上ですが…(なんせエロゲはお金がかかるので易々と購入はできない)

先に言ってしまいます。

 そこまで無い

と思いました。まあこの無いというのも色々な意味で無いな、って感じですね。

まず一つ目に、私からすれば過剰評価されすぎていると思いました。つまり

そこまで(褒め称えるほどでは)無い

という感じでした。まあとはいえ、これはある程度想定してはいました。と言うのも本作は2005年発売なわけです。つまり2005年にプレイした人の感性と自分の感性ははっきり言って異なります。しかし驚いたのは最近(1年以内)プレイした人の中にも本作をまるで伝説とでも言うかのように褒めたたえている人が多数いるということです。これは驚きました。どうにも自分が少数派らしいです。

なんか思われたら嫌なので言っておきますが、別に逆張りで悦に入ってるわけではないです。自分がありのまま思ったことです。

 

つぎに、キャラクターですかねえ〜…

なんかもう、そこまで無い の形に合わせようとすると意味不明な感じになりそうなので普通にグダグダ言いますね(自分でやったルールすら守らないクズ)。

キャラクターの性格、というか魅力、とでも言いましょうか。まあ無い。私がプレイした作品でここまでキャラクターに不快感を抱いたのは正直はじめてです。シナリオゲーにおいてキャラクターの魅力なんてものは別にそれほど関係してこないと思っていましたがそんなことは無いと学びました。キャラクターがうざければ本来、笑えるような日常会話のシーンにすら不快感を抱いてしまう。感動すべきシーンに感動はできない。と、意外と影響するものですね。まあここまでキャラクターを嫌いになることがなければそこまでの影響力はないと思いますが。逆に言うとそれだけ・・・ってことです。

 

で、最後ですかね、ストーリーがう〜ん…なんとも…って感じでした。

一言で言うならテンポが悪いです。前作がとても名作だったこともあり、非常にガッカリしました。過去にも同じことを言ったのですが、

ストーリーがつまらない作品をプレイすることほど苦痛なことは無いです。

 

なぜ私にとってこれ程つまらない作品となってしまったのか。少し考えてみました。

 

まあやはりほとんどの理由は上述した3点になるのでしょうか。

  • 期待しすぎてしまったこと
  • キャラクターが不快だったこと
  • ストーリーが退屈だったこと

この中で私の中で一番グチグチ言いたいこととしては3つめのストーリーについてです。

まずこれも上述しましたがテンポが悪いです。しかも別段必要なさそうなシーンが多い。無理やり引き延ばしてくれとでも頼まれてるのかと思いました。

例を挙げると、

主人公の過去の回想シーン。

その回想シーンは別になにか事件が起きる訳でもない普通の、平凡な日々です。

それを何日分もみせられるわけです。

そんなのどこか1日を取り上げて残りは割愛でもすればいいのでは?と思ってしまいましたね。(キャラの魅力もなかったため非常にストレスが溜まる)

この例の他にもいろいろな場面で必要ないなあ、というシーンをうだうだと長々と見せられて、それで感動(すべき)シーンに至っても全く涙腺にきません。感動に対して不快感が大きく勝っている。なので感動もできない、とつながるわけですね、悪循環が。同じライターさんとは思えませんでしたね、色々と。冒頭にもかきましたが新しい方から古い方に戻ってしまうと良くないことばかり見えてくる。まあ逆に成長した、とも言えますね(何様なのか)。

 

それと本作は感動モノとして有名ですが、私にとっては弱かったですね。全然心に来ませんでした。残念ながら。こればっかりは個人差だとは思います。私にとってはっていう話です。多くの方は感動しているようですので。

 

これも良くない点ですが、重要なシーン、というか真面目なシーンにギャグ要素を入れてくることが気に食わなかったです。だいぶ唐突ですが、私は「鬼滅の刃」にも同じことを思いましたし評価記事でもその事は触れたと思います(多分)。

作者の狙いとしては、読書もあまりシリアスな感じが続いてばかりだと疲れる、とか誰が言ったのかも知らない謎のセオリーでも振りかざしているのかとか思いますが、私は没入感というのを大事にしていますからこの考え方とは真逆です。従ってこれも不愉快。

 

 

とまぁ愚痴愚痴言わせてもらいましたが、

つまり私にとっては名作ではないです。ですが別に吐き捨てるほどのゴミ作品でもないです。あまり相対的な評価をしたくはないですが、本作をプレイすることによって他作品の良さだったりとか、『これよりは面白かった』って思いました。皆さんもプレイされる際はあまり期待しすぎずプレイしてみることをオススメします。

逆に、ここまで書いてきたことが気にならない、不快に感じなければ少なくとも名作とは言えたのではないでしょうか。

 

危うく忘れるところでした。ひとつだけ良かった点もあります。

それはるーすぼーい氏らしさの現れでもあると思いますが、相変わらず読者を驚かせるのがうまい(相変わらずというのも違う気はしますが)。凄いですね、ホントにこの方は。『え、いやまじか!』っていうシーンは何度もありました。そういった意味で目を惹かれたことはあったと思います。

 

まとめ

散々褒めたたえていた、るーすぼーい氏がシナリオライターの本作品だったが、全くもって名作では無い。改善点は山のようにあると思う。でも駄作では無い。私が当時にでもやっていれば、或いはもっと人生経験でも積んでいればこの作品の良さのようなものを分かるようになったのだろうか?やはりどこか損した気分を味わいながら感想を終わりにしようと思う。(ちなみにおすすめはしない)

 

ではまた次の記事でお会いしましょう。