さて、感想記事に続いて、(一応の)評価記事やっていこうと思います。たいてい価値のない記事を書いている本ブログですが、今回は少しは価値のあるものではないかな、と思います。というのもこの作品の推奨攻略順を書いている人がまあいない。確かに割とどっからでも~みたいなところはありますが、100%その作品を楽しむにはやはり参考程度でもあってほしい。というわけで今回はそこについても書いていこうと思います。
まずは概要
ブランド:SAGA PLANETS
発売日:2019-02/22
備考:「金色ラブリッチェ」のFD(ファンディスク)
構成:メイン(?)シナリオとAPPENDの大きく分けて二区分
<メインシナリオ>
プロローグ->カミナル or 絢華ルート選択
どちらもクリア後、理亜ルート追加
カミナル、絢華ルートは8時間程度(?)
理亜ルートは5~6時間程度(?)
※理亜ルートは前作のGOLDEN TIME ルートとは異なるifのルートです。
(プロローグは前作でどのヒロインも選択しなかった場合のルートという解釈?)
<APPEND>
前作ヒロイン+カミナルと絢華のショートストーリー
各40分程度(Hシーン:1(絢華のみ2))
カミナル、理亜、シルヴィアはやや40分より長く感じた。
※絢華と理亜に関してはアフターストーリーではなくifルート、
その他ヒロインに関しては個別ルートのアフターとなっている
推奨攻略順(プレイ順)に関する話
まず、前提として、プロローグを読み終える必要があります。
プロローグを読み終えることで、タイトル画面にAPPENDが追加されます。また、ルート選択ができるようになります。
茜APPEND ー 玲奈APPEND ー エロイナAPPEND(順不同)
↓
カミナルルート
↓(カミナルAPPEND追加)
カミナルAPPEND
↓
絢華ルート
↓(絢華APPEND追加&理亜ルート追加)
絢華APPEND
↓
シルヴィアAPPEND
↓
理亜APPEND
↓
理亜ルート
(END後にSCENE選択で・・・)
個人的にです。冒頭にも書きましたが、割と適当にやってもほとんど問題はありません。
ただ、絢華ルート、シルヴィアAPPEND、理亜APPEND+ルートあたりは終盤にもってくることをおすすめします。絢華APPENDはifストーリーとなっているので、(重要性の低さという意味で)茜APPENDとかと同じ立ち位置なのですが、システム上仕方なくといった感じです。
個人的に絢華APPENDはめっちゃ好きです。理由は見たらすぐわかると思います。
一応、評価する(/5点)
システム:4
普通。前作ではキー対応していなかったが、本作ではF6オートや、エンタースキップなどに対応している。代わりに前作での矢印キーでの操作は不可となっている。
BGM:3
別段、何かおかしいところはなかったが、もう少し種類が豊富でもよかったのかもしれないと思った。BGMによる作品への寄与はあまり感じなかった。
CG:4
ボリュームに対して、それなりに多かったと思う。
立ち絵等:5
かなり多い。細かい表情差も多く、なんというかキャラが動いている感があり、よかったと思う。前作から追加された立ち絵もいくつかある。
キャラクターデザイン:3
凡な印象。というのもそもそも理亜ルート以外がキャラゲー色強めな感じなので、こうなることはある意味必然なのかもしれない。内面的な個性はかなり薄かった。しかし、特別不快なキャラがいるということも無かったため、この点数。
共通ルート:3
まあ半分おさらいみたいな感じ。特に言うことがない。
個別ルート:4(3.6)
(内訳:APPENDー3点/カミナル・絢華ルートー3点/理亜ルートー5点)
それぞれについて書く。
①APPEND
普通。FDらしさは十分な印象
②カミナル・絢華ルート
普通。前作の個別ルートとさほど変わらない。
③理亜ルート
まさに最高。おそらく金恋をプレイした人が望んでいたものはまさにこれではないかと思う。そういった意味での最高。ある程度察しがつくかもしれないが、詳しくは避けておく。(感想記事ではもうちょい詳しく書いてます。)
Hシーンの必要性:4
おまけ項目です。本質的にはキャラゲーなのでこの点数。効果音あり。BGV(バックグラウンドボイス)的なやつもあり。実用性はそこそこあるのでは?
総合:30(/40)
総評
FDとして何一つ文句のない作品。
しかし、名作とは違うと私は思っています。
このFDでの理亜ルートも見てようやく金色ラブリッチェという作品は完結するのかもしれないと思ったり思わなかったり。なんかいろいろ考察したりだとかしてる方もいますが、私は頭が悪いのでそういった裏の解釈は置いといて、ただ純粋にいいエンドだったと思いました。まだ、やっていない方は是非どうぞ。
以降、ちょっとした余談。
余談
私はこの作品、というより金恋が評価されているのって、やっぱりキャラゲーの皮を被っておいて最後の最後でシナリオゲー感をだしてきたからだと思っているわけですが、逆にいうと、はじめからシナリオゲーです!ドンッ!って感じで発売されていたら200%こんな評価にはなっていなかったと思うんです。実際、私個人としては理亜ルート以外は割と退屈だなぁ、なんでこれが評価されているのか、、、って感じでした。従って総合的な話になってくると名作とは思いません。あくまでいいところは一部なので。
ですが、ここで言いたいのは、そこの挑戦というかサプライズ精神というか、そこについては評価している、ということです。(語彙力0)
前作での理亜ルート追加からシルヴィtrue end(trueという表現が適切なのかは不明)だったり、SCENE鑑賞選択の時の演出だったり、とかそういうほんとにちょっとしたことなんですけど、そこを工夫しているかどうかってすごく重要だなあと感じました。ああいうサプライズほんとすき()。
最後にマイナスなこと言って終わりにしてしまって申し訳ないのですが、前作と本作合わせてどうしても不快な点が二点。
一点目に、「ボソボソいうから聞こえなかった」とか「なんかいった?->いや、別に」っていうこの表現やめないか?これほんとに読んでいて不愉快。そもそもの必要性について考えても何一つプラスな点が思いつかない。読む側にその事実を知らせることが目的だとして、これらの表現がなくてもその目的は達成できるし、はっきりいって邪魔です。テンポも悪くなるし、(私にとっては)とてつもないストレスでした。言い出すときりがないのでこの辺でやめときます()
二点目に、これは主に無印での話になりますが、読む側はわかっているが、このキャラクターは知らない、という状況を演出したいときに、そのキャラを無能にすることで知らないようにする、というのはやり方としてとてもよくない(と思う)。
例を挙げると、理亜とマリア・ビショップの関係について主人公は全然気づきませんが、あまりにも無能すぎる、というより鈍すぎる。で、まあ一点目の話に関係してくるのですが、理亜は何度も正体がばれるような発言をしていてその度に「なんかいったか?」とか「よく聞こえなかった」とか繰り返しているわけです。それならもっと気づきにくいようにするとか、なんか工夫したらどうなのか、と呆れます。そういういやな点が見えてくると、あくまで私はですが、所詮今回は偶然の産物か、と思ってしまうんですね。とくに理由が理由なので尚更。
ここで挙げた二点以外にも細かい話をすれば気になる箇所というのはありますが、特に強い不快感を抱いたのはここだったので取り上げました。
余談が超絶長くなりましたが、まあどうせここまで読んでる人もいないでしょうしセーフってことで。(適当)
万が一、金恋をプレイしていないで本記事を読んでいる方がいたら、私は金恋をおすすめはしません。とはいえ初心者向けって感じの作品ではありますので、入り口としてはかなり適切な作品かもしれません。(私も全然初心者ですが。)
一応、感想書いてます。
質問や意見が万が一あればどうぞ。
それではまた次の記事でお会いしましょう。