徒然防備録(エロゲ、アニメ評価感想その他諸々)

更新は超不定期です。書きたくなった時にふと書いてます。参考になれば幸いです、なんて言ってる人は信用してはいけません。参考になれば幸いです。

エロゲーについて徒然なるままに(エロゲーって何?て人に死ぬほど読んでほしい)

本記事では、エロゲーについて知ってほしいこと、思うことなどを書いていきます。割と雑に、気楽に読んでほしいです。

前の記事で書いたことと重複する部分は割と多いので、もしも前の記事を読んでいてこの記事を読まれている方は、退屈かもしれません。

 

まずはじめに軽く自分のことについて話しておきますと、私はエロゲー初心者です(初心者という表現でいいのか?)。

ブランドや有名作品についての知識は多少あるもののプレイした作品数はそこまで多くありませんし、。

ちなみに抜きゲーであれば過去にまあまあやってきました、、、こっちに関しての知識は多分その辺の人よりは多少はあるかも?

まあとにかく初心者なので、寛容な心でお願いします、ということです。

 

ではまずは、エロゲーとはどんなものかをめっちゃざっくりと説明したいと思います。

一応断っておきますが、これはあくまで私のなかでの認識なので、あしからず。(そもそもここの境目は細かい点に関しては割と人による。)

エロゲーにはとてつもなく大きく分けて二つのジャンルがあります。

それはエロゲー と 抜きゲーです。

は?って思われた方もいるかと思います。というか皆さん思ったはず。そうなんですよ、エロゲーの中にエロゲーがあるやん、て話ですよね。でも実際のところ一応はこういう風な区切りになってるんですよね、なんと紛らわしいことか。

抜きゲーとは、要はエロいゲームです。たぶんエロゲーとかについて何も知らない方々(私もそうでしたが)にとってエロゲーと言われて想像するのがこっち。抜く(お○にーする)ための存在。

エロゲーとは、抜くためにあるわけではない。もちろんそういうシーンはあります。これ意外じゃないですか?私はそう思いました。いや、じゃあ何のためにあるの?と。

ちなみに私は、紛らわしいのでこの狭義の意味でのエロゲーをシナリオゲーと呼ぶことにしています。

雑に、図に表すと以下のような感じ。

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で、話を戻しますと狭義の意味でのエロゲー(以下:シナリオゲー)とは何であるのか、という話です。まあシナリオゲーとか言ってるあたり、そういうことなんだろ、って感じですよね。その通りです。シナリオゲーはシナリオを楽しむためにあります。

シナリオゲーも抜きげーもそうですが、多くは大区分としてノベルゲーに含まれます。(中にはRPGものとかもあります。)

ノベルゲーとは、ライトノベルとかいいますよね、そのノベルです。つまり、一口に言ってしまうと、読むだけのゲーム

そんで、このシナリオゲーですけど、言ってしまえばただ文字を読むだけ。もちろんキャラがしゃべったり、効果音がついていたり、絵が動いたり(ちょっと適切ではないです、ごめんなさい)はするものの、結局は読むだけ。そこは揺るぎません。我々がやることといえば、せいぜい選択肢の操作のみ。暇でしょ。はっきり言って、何が面白いの?って思いませんか?私は全くもってそう考えていました。だからこそいままでやってこなかったし、嫌煙して、どこか小馬鹿にしていました。

ではどうやればエロゲーは面白くなれるのか、これは簡単なことです。

退屈しないようにすればいい。

そりゃそうですよね。そんなこと誰だってわかっているんです。だからこそたいていのエロゲーには効果音や音声などの要素があるわけです。また、作品によってはキャラクターがずっと動くものもあります(いまいち伝わらないと思うのでe-moteで是非検索してみてください)。

しかしこんなのはあくまでおまけ。高尚な表現をするのであれば副次的要素でしかないわけです。一番重要な要素は、シナリオですよね。これ以外にはないと言い切れます。

たとえどんなにキャラクターたちが動こうが、どんなにリアリティのある効果音がついていようが内容がおもしろくなければ耐えられるわけがない。これはアニメにも共通のことがいえると思います。「また俺なんかやっちゃいました?」とか延々ほざいているだけでなんの面白みもないアニメを1クール、つまり12話も見られますか?私は吐血しながら死にそうです(適当)。まして、シナリオゲーのプレイ時間は、(スキップなし、オートの場合)たいてい20時間は超えます。余裕で。

すみません、たいていという表現は不的確ですね。

シナリオゲーにも抜きゲーにも共通ですが、エロゲーにはロープライス、ミドルプライス、そしてフルプライスの三つの値段階級分けがなされています。

まあ値段上がるほど中身のボリュームも増していくよー、てことです。ロープライスのものでもさすがに10時間程度は軽々と超えるのではないでしょうか。私自身、ロープライスの作品はやったことがないので、先ほどたいていと言ったのはそういった理由からです。まあでも正直なところ、10時間すら超えないような作品が名作となりうることは万に一つもないと私は思います。10時間って正直相当長い時間に感じますよね、だって冷静に考えて30分換算でアニメ20話分ですからね。あと5話ぐらい見れば2クールものでも終わってしまうほどの時間。でもノベルゲーの10時間はアニメの20話分ほども話が進んでいない。なぜなら、アニメと違って動きがないため、すべて文字で表現しなければならないから。だからです。なのでノベルゲーで10時間を超えないというのは、アニメ12話分にすら全く及びません。それでいいシナリオなど無理でしょう、と私は思います。まあ感動要素など一切のかけらもなく、ストーリーに起伏のないものか、ただ日常もの、とかいうのなら可能だとは思いますがそれなら抜きゲーでいいのでは?というのが正直な気持ち。シナリオゲーとはギャルゲーの同族なわけで(抜きゲーは同族ではありません)、ほとんどすべての作品において恋愛がそこにはつきまとうわけです。なので、まあやはりシナリオゲーで10時間すら超えない作品があるのならそれは相当展開のない作品になることは自明でしょう。

しょうもない話にだいぶぐだぐだ偉そうなこと言ってしまいましたね。

シナリオが大事という話なのですが、20時間以上も読ませるためには、シナリオがかなり面白くないとみてられない、ということは伝わったでしょうか。(だからこそ私はシナリオゲーと称しています)

シナリオゲーのシナリオライターさんはそれは相当大変だと思います。文字数にすれば尋常ではない量の文字を書くことになるわけですから。

ただ、ここでひとつシナリオゲーにしかない特権があるんですよね。それは、一言で言えば、没入感です。主人公に感情移入するとかそういう意味ではなく、作品に対する没入感です。動作や情景などの、アニメであれば視覚的に容易に味わえる部分がシナリオゲーでは文字で補完することになるわけです。つまり、色々な面で誤魔化しがきかないんです、シナリオゲーは。そしてそここそがシナリオゲーのよさと言っていいでしょう。

 

まとめます。シナリオゲーはその文字の通り、シナリオが面白くなくては読んでいられないが、没入感はすごい。だから数時間は本当にすぐ過ぎ去る。

ただし、です。

今いったことはすべてシナリオが面白いから成り立つ話であるわけです。逆に言うと、シナリオが面白くないシナリオゲーは本当に退屈です。しかし、文字で説明する部分なんかも数多くあるため、ほかのことをしながら、とか適当にプレイすることはできません。これは本当にストレスそのものです。

エロゲ業界の話にもつながるのですが、シナリオゲーで(自分にとっての)外れを引いたときはつらいです。先ほど言いましたが、基本的に値段が上がるほど中身も増していくわけです。そして値段が高い作品ほど名作に出会いやすい、というのは事実です。一概には言えませんが。有名ブランドとなったメーカーの作品がロープライスということはまあまずありません。そういった意味でも少なくともミドルプライス、できればフルプライスの作品をプレイしたいという一方、ミドルやフルプライスのものを買うことは全然お手軽じゃない、というジレンマのようなものが現状の理由の一つなのかもしれません。私自身、経済力に余裕があるわけでもないので、やはりある程度評価が高い作品か有名ブランドのものしか購入したくありませんし、、、(とはいえそれなら絶対安心かというと、そこは保証出来ない)

まあそもそも業界が小さい、というのが一番大きい理由だと思いますが。その中でさらに大手、新規があるわけですからね、、、

ではそうなると、何が起きるか。これはきっと皆さんも同じことを考えていると思います。

 

有名ブランドのみが儲かりやすくなる(それでもがっぽりというほどはない)

新規ブランドが介入しづらい(自分たちの作品をプレイしてもらいにくい環境)

倒産するブランドも多数

業界全体が栄えない

 

というような地獄のような状態が発生してしまうわけです。しかし、エロゲ一本の単価が高くしないと儲からないという制作側のジレンマも感じ取れます。すごい大変なんだな、ということは分かっていただけたかと思います。

ところで、大手ブランドというとkeyですよね。初めて聞いたという方もCLANNADAIRは聞いたことがあると思います。CLANNADはアニメを知っている人で知らない人はいない、というレベルの感動作品ですがシナリオゲー原作なんですよね、意外と知らなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。要するに私が言いたいことはシナリオゲーの名作がアニメ化して失敗することはないと思うし(無論、CLANNADのアニメ化の成功にはアニメサイドの努力やアニメ化にあたってのシナリオのちょっとした改変なども大きな理由ではあるが)、それだけすごい作品を生み出しているブランドはいくつもあるのに、あまり認知されていないという事実がもどかしくてたまらないわけです。下手なラノベなんかより何倍も面白いのに、、、と考えるとどうしてもいたたまれません。まあおまえが偉そうなこというな、っていう感じですけどね、ほんと我ながら何様なのか。

アニメ化云々はおいといて、それだけのポテンシャルを秘めているもの、それがエロゲー、特にシナリオゲーの世界なわけです。あなたが今まで見てきたどんなアニメよりも面白い(笑えるという意味ではなく)作品との出会いの可能性が転がっている。そう聞くと、なんとなく、心のどこかに少しでも興味がわいてきませんか?

いろいろ言ってきましたが、私は別にエロゲ業界のために金を落としてくれ、などとは正直一ミリも思っていません。ただ、おもしろいストーリー、物語を知らないまま死ぬのはもったいない、とそう思っています。なので名作といわれている作品ぐらいはさすがにプレイしておきたい、とその想いでこのシナリオゲーの世界に足を踏み入れたわけです。

最後にもう一つ、シナリオゲーに興味がわくかもしれないことをいっておくと、

名作シナリオゲーをプレイしたとき、必ずあなたの考え方や価値観は影響を受けることになるでしょう。なぜなら、シナリオゲーには何かしらの強いメッセージ性が込められているからです。それも普通に生きていても考えないような独自性の強いものが。そういった理由からシナリオゲーは似たり寄ったりのものもほぼありません。

 

 

とまあ、本当に徒然なるままに偉そうにとやかく語ってみました。

ここまで読んでくださった方、お疲れ様です。ありがとうございました。なんせ書いている私が疲れているくらいなので、皆さんはもっと疲労していることかと思います。少しは興味がわいたでしょうか。シナリオ云々以前に、ノベルゲー自体が合う合わないはあるので、気が向いたときに、体験版とかをやってみるのもいいのかもしれませんね。

ついでに、もしもこれを読んでいる方の中にシナリオゲー業界の人がいたら、私を雇ってください()。

では、次の更新はいつになるかわかりませんが、また次の記事で。