徒然防備録(エロゲ、アニメ評価感想その他諸々)

更新は超不定期です。書きたくなった時にふと書いてます。参考になれば幸いです、なんて言ってる人は信用してはいけません。参考になれば幸いです。

女装ものと言えばこれ。【月に寄りそう乙女の作法】あけおめつり乙感想回

あけましたねー。

(いったい私は去年いくつの記事を書いたのだろう。。。)

まあ何はともあれ明けましておめでとうございます。

というのをあくまで感想記事の冒頭に書くのはどうなんだろうか、なんてことは気にせず早速おめでたがったところで本題に入りましょうか。おめでたがったし?

 

今回紹介する商品はこちら!(ババーン)

「月に寄りそう乙女の作法」

通称、「つり乙」です。

(画質えぐいいいな、、、)

 

皆さんが年末年始いかがお過ごしだったのかは存じ上げませんが私は必死にこのゲームやってました。というのもまとまってとれる時間があまりにも少なかったものではやく終わらせなければというのが主な理由です、、、っと。自分語り失礼しました。

いえ、せっかくなのでもう少し自分語りします(断言)。読み飛ばしてください。

 

きっかけ:年末年始セールやってるしなーんかエロゲやりたくなったっすわ~

次:じゃあなにやるよ?ていうか(時間とか諸々の理由で)できるの?

その次:んーそれもあるしストーリー強いやつは神経使うしあんま読む気ならんわ。

さらに次:となるとやっぱYZそふとのやつあたりになるかねー、

ワイ:「せやなぁ~」

記憶(天啓):そういえばオトメドメインとか(女装ものという点のみにおいて)めっちゃよかったよなぁ~

情報:「つり乙とかセールしてるよ^^」

結論:「買うか・・・(諦め)」

 

という訳で今回つり乙をやるに至りましたとさ。

 

あ、そういえば現在もセールやってるyo(1/17までらしい)

https://al.dmm.co.jp/?lurl=https%3A%2F%2Fdlsoft.dmm.co.jp%2Flist%2Farticle%3Dkeyword%2Fid%3D7712%2F&af_id=egsa-001&ch=toolbar&ch_id=text

 

とまあ宣伝もしたことですし、今年の私の運は大吉は確定でしょう。

 

 

 

さて、ここからが(待ちに待った)本題です。

まずは軽く触りの紹介。

まあ私が↑で女装ものということは示唆していた、というよりはほぼ直接書いていたのでお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、そう、女装ものです。

まあ、女装ものということで一作でもその手の作品をプレイしたことがあればおわかりでしょうが、ある流れがテンプレとしてあります。

それはたとえばなろう系ならチート能力があるとか、Keyの作品なら感動させにくるとか、まあそういった類いのものです。

この女装系においては、

①主人公(男)に何らかの理由があって女装して学園に入らなくてはならなくなる(たいていの場合、女子校)

②だいたい一人程度、男だと知っている人が協力者にいる

③どっかでばれる

 

これはまあ間違いないテンプレ要素です。少なくとも私の中では。

あとつけたしておくならば主人公が女子顔負けの可愛さだったりするわけですがまああまり関係ないですね。

 

さて、本作も例に漏れずこれです。

①女子校

②妹

③はまあ、そうなります。

 

この記事自体感想回ですし、

ざっくりと説明は終わったので、、、

もう感想かいていいですか?いいんですよね?(食い気味)

以下、微量なネタバレ警報です。

 

 

 

 

 

 

 

明らかにメインルートであるところのルナルートがそっっっこまでよくなかった。

というのが一番大きいです。

というのも

左から

湊ー(毎回名前出てこない)ージャンメール(たぶんジでよかったはず)ールナ

の順でプレイしたから一番記憶に残っているんでしょうが。

おそらく無難に重要度低そうな順でいけばたいていの人はこうなるでしょう。

私も例に漏れずそうでした。個人的には一番やりたかった順がまさにこの逆でした。

しかし、やはりメインルートからいってしまうとほかのルートでは知り得なかった情報だったりを先に知ってしまうことになってしまうのではないか。そうなるとほかのルートをやるときのたのしめなくなるのではないか。まあ表現は稚拙ですがそんな感じの理由と、楽しみは最後にとっておきたい。そんな子供じみた理由から今回この順でプレイしました。まあ後悔は、ないですたぶん。

煮え切らない感想ですがこれにも理由がありまして。

というのも共通ルート時点において私が一番好きだったキャラがルナだったんです。

そしてほかのキャラは

典型的な元気っこ/典型的な金髪海外お嬢様/典型的な大和撫子的おとなしいっこ

のテンプレ三銃士でまあ興味がわかないのなんの。

一方のルナ様は、そのキャラがすんごい天才肌で自立して屋敷まで所有している変わり者のお嬢様って感じで君呼びとかする感じのまあ、そういうやつです。これはこれで割とテンプレだったりしますけどね()。

で、まあ主人公はこの屋敷に女性として(というかメイドとして)つとめつつ学校にもこのルナの付き人として通うわけです。したがって必然的にこの人と関わる場面は明らかに多いんですよね。だからほかのヒロインとフェアとは到底言える条件ではないのは明らかです。でもたぶん私はほかのヒロインとどれだけ関わりがあってもルナが一番好きになっていたのかな~とは思います。

その辺はまあストーリーを読んでもらえばわかりますが上述したように主人公が仕える主人なので、いろいろとほかの三人とは主人公からみての立場も違うんですよね。

だからまあこれはいわゆるずるいというやつですね()。

そしてそんなわけでやむなくほかのヒロインルートからやったのですが、これが案外三者三様、思っていたよりとてもいい

なんというんでしょうね。それぞれにテーマ性染みたものを大きく感じました

もちろん全くもって各ルートごとに違うとは言い切れません。でもほとんど違うというのはとても驚きましたね。

作品によっては大筋同じようなものが個別ルートにあったり、あるいはボリュームが少なかったりしますが、この作品はそのどちらもない。

・ルートはそこそこ長い(6~8時間程度)

・展開も大きく違う

それほど期待していなかっただけに素直に感心しました。というのも私は、この手の女装ものって、「わあ~可愛い」が9割で中身なんてほぼ期待してなかったりします。

そして今更が過ぎますが、分岐前のいわゆる共通ルートも読める

この読める、というのはもちろんいい意味です。学園もので特に何があるわけでもないので割と退屈になってしまいがちなところですが、ちゃんとしています。

これはこの作品のいいところのうちの大きな一つだと思います。

そう、そしてその理由が普通の学園ものにはなくて女装ものにはあるんです。

要するに、日常を退屈にさせない要素がある、ということです。それは何か、おわかりの方も多いと思いますが、それは いつばれるか、です。

当然女装しているわけなのでそういったピンチは幾度となく訪れます。

見ている側としては、

ここでばれるのか?いやでもばれるなー、でもばれてほしくない~

という葛藤というかそう、緊張感ですね。これが常にあるんです。上述したテンプレにも挙げましたが、私としては、それが女装ものの醍醐味だと思ってたりします。

まあ逆に言えば、ばれてからは多少緊張感が和らぐわけですが、そこで個別ルートに入ってくれるわけです。なので全体の構造として退屈しにくいように作られているんですね。繰り返しになりますが、これはこの作品の素晴らしい長所です。

と話がそれましたが、そんなこんなでようやく入ったルナルートが何というか。ほかのやつの方が好きだったわってなっちゃったんですよね。私としては。ほかのヒロインルートでこれならメインはどうなるんだ?わくわく

という期待が裏切られてしまったようなそんな気分でした。

まあその中身的な部分は言ってもしょうがないので置いておきますが、それを除いてよくなかったのは無駄に長すぎたと感じました。

ほかのヒロインが6~8時間として、ルナのルートは12時間(+1、2時間ぐらい?)あったと思います。

まあつまり二倍近くあるわけです。その割に感動というか感じたものはほかのルートより薄い。

故に私としてはほかのルートの方がよかったな、となったわけです。実際に読んでいても無駄に冗長的だという場面は何度もありました。

で、まあ私は少し考えました。本当にメインルートだったのか?

そもそも公式としては「どのルートがメインというのは決めていない」と正式に発表しています。じゃあやっぱりメインルートではないのかというと、そんなことはないと思います。

まず、上述したルートの長さ。

次に、CG枚数が明らかに多い。

そして、お話的にも最も丸く収まるというか一個メインルート選ぶとしたらこれ、ってなるのは明らかにこのルートです。

ああ、あと忘れていました。なんか映像と挿入曲がこのルートのみあります。(明らか)

よって、私の中でこれはメインルートだと決めました。

だとすると話が戻りますが、やはり残念だ。という話になるわけです。

 

まああとこれは余談ですが、ルートごとに書いている人が違うんですかね。

どうも整合性がとれていない場面が何カ所か気になりました

例としてかるくわかりやすい例を挙げると、主人公がまったく性欲皆無、性知識小学生以下みたいなのとその真逆とまではいいませんが、それなりに知識あり性欲ありのルートがあったりしました。あと、とある人物が主人公が男だと気づいたタイミングがずれていたり、なにより文章の雰囲気(?)が違うところがありました。その辺は不快でした。私はくそ細かいので、やはり齟齬が生じるとどうしても気になってしまいました。それもこのルート選んでないからそうなるか。というものならよいのですが、残念ながら違ったので。

 

そんなこんなでまとめ!

・想像してたよりは若干面白かったかな!

・でもメインルートちょっと残念かな!

・別に隠し球もないのでやりたいルートからやるのが一番!(重要)

・女装ものがやってみたいわけじゃないならおすすめするほどの価値はまったくない!

・久しぶりに記事書いて楽しかった!

 

 

それではよいお年を~(永眠)