はい。今回はつり乙の続編にあたる作品をやってきました。
早速ですが、感想に入ります。
ネタバレは割と含みます。
まず、どうしてこうなった?と。
タイトルにもありますが、なぜこんなに面白くないものができてしまった?というのがプレイし終えた今でもあります。あの作品の続編とは思えないほどにつまらなくてびっくりしています。前作はよかったんだなぁと。
で、まあ何が気にくわないかという話ですが、まずテンポの悪さです。
ほんっっっっっっとにいつまでしゃべってんだこのかすどもは。ってなるぐらいにはテンポが悪いです。そしてそれ必要か?っていう発言ばっかりするからまあ不愉快不愉快。そんでまあ、それもそのはずでひとつ例を挙げると、読者が知っていて、すでに一回した話を二回目しちゃってたりするんですよ。
ほかにも、重要な話をしている時に、無駄に、相づち的な何の意味もない会話を挟んできたり、まあとにっかく終始テンポがあんまりにも悪すぎる。
で、いざ重要な場面でもそのテンポの悪さで名シーンがそれにはならなかったり。とにかく悪影響しか与えない。これはひどい。いや、前作が結構よかっただけに失望しました。
次に、これは評価記事の方で書きましたが、前作のキャラたちが全員嫌いになった。
たとえば、兄であるイオンはまさに小物に成り下がりました。
ジャンも同様。妹も好きじゃなくなった。
主人公は死んでほしい。
ざっとそんな感じです。
そして、この中で特に言いたいのは主人公のうざさについてです。
前作ではさほど気になってなかったんですが、こいつのなんていうか圧倒的正義感(笑)と持ち前の女々しさがよーく表れていたのが本作でした。
そして、ストーリーのつまらなさについて。
これはとにかくすべてに関わってきますが、どこまでもつまらない。
展開が無いのではなく、展開があってつまらないので救いようがない。
なぜなら、解決策を見いだすのが難しいからです。展開がなくて面白くないのなら展開を、つまり起伏をもたせればいい。では、展開があってつまらないのはどうすれば?
まあそれは私の知るところではありませんが、なんというか、地味~で味の薄い何かの匂いでもかいでいるような気分。要するにくそほどつまらない上にお話長いね~。無駄にストレス与えに来るね~。って感じ。
もう少し中身の話をすると、まずご都合主義が過ぎるね。あまりにも。
私はいつもいっている(かわからないけど思っている)ことですが、ご都合主義が問題なのではないんです。それに気づかれるほどチープな構成しかしていないことが問題なんです。そして、このお話はまさしくこれ。チープで味も薄いってどんなぼったくりだよ。
そして、本作に関していえば、ご都合主義が許せない理由がありまして、メインルートに入った途端、散々このときのこれはこういう意味があったんだよ~と聞いてもないし読者目線気にもなってないことに理由をつけだしたので、私としては、面白くないけどいかにも理屈っぽくいくのかなーと思ったら重要な部分は、はいご都合主義!ですよ。
で、まあそれに付随して、お話に都合よくするためにキャラクターもくっだらなくなるし結果が前作で出たひとたちが嫌いになる、本作のひとたちは個性のかけらもないし魅力もない有象無象というものです。where is メリット?
あと、これはネタバレになるのでプレイしてなければ絶対に見ないでほしいところですが、
リリアーヌの正体について。
さも「ななな、なんとこいつが黒幕でした!!!!」ってやってるところ申し訳ないんですが、伏線が安すぎて出会ってすぐの時点で気づいてしまいました。おそらくプレイした方はみな同じ気持ちだったかと思いますが。どこで解決するんだろうなーと見ていたらすごい重大要素みたいなテンションでこられたので、いやいや待てと。そこも残念でした、チープな伏線で。
とにかく、この作品の面白くなさが伝わっていただければ結構です。
総じて、あまりにもひどいストーリーだったので、久方ぶりに酷評しました。
前作がよかっただけに余計ね。つり乙2もやろうかと思っていましたが、今回のを経てたぶんやらないだろうな、と私は思いました。
まだまだ書き足りないことはありますが、疲れたのでもうやめときます。()
私としては、おもんないからやるべきではない!
ということが伝わっていればそれで十分です。
おっと、言い忘れました。
演出面の方々、お疲れ様でした。素晴らしかったです。
それではまた次の記事で。