徒然防備録(エロゲ、アニメ評価感想その他諸々)

更新は超不定期です。書きたくなった時にふと書いてます。参考になれば幸いです、なんて言ってる人は信用してはいけません。参考になれば幸いです。

【ヘンタイ・プリズン】評価


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前置き

ちょうど9ヶ月前ぐらいにプレイしたものを思い出しながらなので、データ等に関して、多少当てにならない可能性があります。

 

概要

・作品情報

作品名:「ヘンタイ・プリズン」

ブランド:Qruppo

発売年:2022年

 

・あらすじ

(公式より引用)

――“チューリップ・プリズン”
ここは、全国で「更生不能」と判断された性犯罪者のみが収監される監獄。
幻の9つ目の矯正管区は、絶海の孤島に造られた脱獄不能の牢獄だった。

東京に住む少年、湊柊一郎。警察に付けられた二つ名は「全裸マン」。
彼は服という存在が許せず、全裸にならずにはいられない性質を持っていた。

衝動的に、幾度となく命がけで露出を繰り返す日々。
やがてイルミネーションの美しい日に、公然わいせつと公務執行妨害で逮捕された。

法廷で自己弁護を行い、自らの露出は芸術であったと述べるが、決して理解されることはなく。
警察への暴行と度重なる露出行為によって、判決は下った。
言い渡された懲役は、10年。

そして「更生不能」と判断され、チューリップ・プリズンへと投獄されたのだった。

魑魅魍魎跋扈する牢獄で、露出狂は生き残ることが出来るのか?
“HENTAI”と呼ばれる性犯罪者たちの監獄は、決して楽園ではない――

 

 

(個人的あらすじ紹介)

個性の強い囚人たちのいる牢獄で、めちゃくちゃ個性の強い主人公が様々な障害を乗り越えていく物語。

要素としてはじめに浮かぶのは確実にギャグ。

 

データ

 

・プレイ時間

(共通)12時間程度

(個別)12時間程度×4

(合計)60時間程度

 

・構成

共通 → 個別(×3) → グランドルート

最も分かりやすいタイプ。個別ルートは、選択肢等では無く、共通が終わった後にどのルートを選ぶか選択できるため、間違えることは100%無い。

 

・推奨プレイ順

妙香 → 千紗都 → ノア

 

※正直そこまで強制しない。割と好きなルートからで良さそうな印象。

 

・備考等(あれば)

今年一の超話題作

 

 

評価(/85)

 

各5点の全10項目で評価し、最終的にD〜Sで評価

詳細はこのURLに。

評価基準と考え方 - 徒然防備録(エロゲ、アニメ評価感想その他諸々)

 

 

システム:4

現状、私が知る限りこの作品でしか見た事のないシステムである、日常会話シーンにおけるBGV(バックグラウンドボイス)は、キャラクターの個性や場の雰囲気を理解させる事に貢献しており、作品の価値を高めていた。しかし、そのボイスはメインの音声終了と共に途切れるため、なんて言っているか分からない上に途中で途切れることが多々あった(※ログではなんと言っていたか確認できるようにはなっている)。

それらを加味して4とした。

 

BGM:5

文句なし。種類多め、ギャラリーから曲ごとに確認することも可能

 

CG:5

枚数も豊富。重要な場面にはあった。多少使い回しはあったが許容範囲内。

 

演出:4

可もなく不可もなく。イラストがよく動いていたためどちらかと言うと、良い寄り。

 

立ち絵枚数:4

舞台が舞台なため、それほど種類がないことは仕方がないし、むしろそれで然るべき。

 

キャラクターデザイン:5(10)

毎度のことだが、キャラが生きていると感じた。素晴らしい。

 

ストーリー展開(共通):5(15)

没入感、爽快感、尺の長さ。全てにおいて完璧と言っていいと思った。見ていて楽しかったし、退屈な感じは無かった。

 

ストーリー展開(個別):4(12)

別に特別悪いということも無く、やや長すぎた印象。長すぎたと言うよりは長い割には共通ルートほどの展開がなかった。何となく薄い感じ。個別×3は3+3+4で、グランドルートは4。合計14で平均3.5

3は少し違う気がしたため4にしたが、3に近い4。

 

快適性:4(8)

共通ルートに関してはこれ以上ないほどにストレスを感じなかった。が、個別に関してはそういう場面は所々あり。上述した平均点で言うと4という感じ。

 

終わり方:3(6)

恐らく望まれた終わり方はこれだと思う。だが個人的には少し無理やりすぎた感じだった。悪く無いことは間違いないが、この終わり方に持っていくために無理やりそうした感じがしたため、3とした。

 

Hシーンの必要性(無理やり過ぎていないか):4

要するに無理やり過ぎはしない。まあちょっと頭のネジがおかしいかな?って時はあったがそこまで問題ないと判断した。

 

合計:73/85

ランク:A

 

 

総評

ある程度想像通りの作品。良くも悪くも予想の範囲内な点が多い。前作、通称「ぬきたし」よりは多少シリアス色も増し、きちんと中身がある感じはした。とは言え、やはり醍醐味がギャグ系であると考えた上での評価に過ぎない点には注意が必要。

・前作が好きだった人

・ぶっ飛んだギャグが見たい人

・何か一本やる作品を迷っている人

にはオススメします。

何度も言いますが、あくまでギャグ要素が主体な作品であることは念頭に置いた上で見た方が良いです。

差し引いても共通ルートは一見の価値があります。私がこういうことを言うのもなかなか珍しいですが、まあ損はしないと思います。割と良作でしたね。

 

それではまた次の記事で。