※本記事はネタバレを含みません。
概要
・作品情報
ブランド:CRAFTWORK
作品名:Geminism〜げみにずむ〜
発売年:2023
ジャンル:惜夜[あたらよ]のしあわせ探しADV
公式サイト:CRAFTWORK | Geminism
・あらすじ
親の因果が子に報い、生まれ出でたるこの姿。
此方彼方に相見[あいまみ]ゆるは、双[なら]び立たざる相似形。
──東京、丑三つ時。
新月の下、相似形の少女二人が対峙する。
少女達の手には不釣り合いに見える歪な武器。
背後に控えるのは怪しい男達。
男の目的は。少女の夢は。
彼等は何の為に戦うのか?
サァサお立ち会い、夜半[よわ]の忌事[おまつり]、
はじまりはじまり──。
(公式より引用)
データ
・プレイ時間
=14(時間)
※同じシーンはスキップした上での時間です。
・構成
説明不要。
・推奨プレイ順
無し。
・受賞(あれば)
無し。
・主観的ジャンル区分(シナリオ/キャラ/抜き)
シナリオゲー
・備考
選択肢毎のセーブは不要。
評価(/100)
各5点の全12項目で評価し、最終的にD〜Sでランク付けする。
尚、重要と考える項目は太字で表記し、点数も2倍とする。中でもストーリー展開は3倍(太字斜体)。
Hシーンの必要性に関してはサブ項目に過ぎないため、加算しない。
システム:2
ボイスが極端に小さい箇所と大きい箇所あり。オート速度設定も細かくは調整できない、プレビュー無など。
BGM:3
可もなく不可もなく。
CG:4
4か5で悩んだが、必要な場面に必ずあった一方、使い回している箇所も多かったため4。
演出:5
カットイン機能、効果音等、演出としてはかなり上質。
立ち絵枚数, 表情差分:4
基本的にカットイン演出のため、評価しにくいが、カットインのパターンがかなり多く、4とした。
キャラクターデザイン:4(×2)
終盤以外は文句はなかった。
ストーリー展開(共通):5(×3)
本作は、共通と個別で分けられないため、前半後半で分ける。共通を前半部分とする。その上で、前半は非常に精巧に話が創られていたと思う。
ストーリー展開(個別):4(×3)
後半部分とする。悪くなかったが、やや丁寧すぎるように感じた。
快適性:5(×2)
読みやすく没入感の高い文章で、展開も良かった。
終わり方:3(×2)
勿体ないように感じた。
完成度, クオリティ:3(×3)
完成度が高いと言えるようなものは特に無かった。
Hシーンの必要性:3(×0)
無くても良かったように感じるが、かと言ってそこまで作品の邪魔をしているわけでもなかった。
合計:78/100
ランク:A
総評
2023年だけでなく、近年で見てもトップクラスの作品。尺の短さ、完成度、終わり方等気になる点はあったが、それらの部分が良くなれば全体で見ても相当な名作になると感じた。今後に期待したい。
比較的最近の作品をプレイしたい方には十分にオススメできる。